暗い暗い夜が、風呂敷のような かげを広げて、野原や森を包みにやってきました。

しかし、雪はあまりに白いので、包んでも包んでも、森の姿が白く浮かび上がっていました。

親子のきつねは、ほらあなから出ました。

子ぎつねは、まんまるな目をぱちぱちさせて、あっちやこっちを見ながら歩いて行きました。

 

てぶくろを買いに5
作:新美 南吉 絵・音声:亀崎小学校PTA図書部



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