蓮念寺


蓮念寺
境内中央には、大樹が立ち、この地を見守っているようです。また、山門の鬼瓦もみごとです。
蓮念寺には、「ゆうれい半鐘」という昔話が伝わっています。この「ゆうれい半鐘」は、ときおり見せてくださいと頼まれるそうで、本堂の中に案内していただけます。3両の重み、持ち上げるとずっしりとこたえます。


   ゆうれい半鐘

 今から、300年も昔のお話。村外れの蓮念寺の竹やぶから、毎晩のようにゆうれいが出るといううわさでもちきりだった。
ある晩、役人の新蔵さんが、ゆうれいに出会ったので、「言いたいことがあれば言ってみろ。」というと、少し前に死んだ弥次兵衛が現れ、「家の縁のしたにある3両の金で、蓮念寺に半鐘を作ってくれ。」という。さっそく、その金で半鐘を作って蓮念寺におさめると、ゆうれいは現れなくなったということだ。
 今でもその半鐘は、蓮念寺にちゃんと残っている。

次は、春日社です。



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